KYOTO PHOTO ALBUM

心動かされる京都の風景 その歴史と見どころを紹介

冬の鴨川(加茂川)

加茂川は、冬になるとどこからともなくさまざまな鳥たちが現れます。

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鳥の説明をした掲示板もありますが、なかなかお目当ての鳥が来ず、毎日同じ場所にいるわけでもなく、その上、近づくとほぼ確実にみんなで遠ざかるので、撮影は難しいです。逆に根気よく続けると素晴らしいシャッターチャンスが訪れ、それが逆に生き物撮影の醍醐味のような気もします。

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三条から四条にかけては、夏場は川床で賑わいを見せますが、雪をかぶると賑わいや明かりとはまた別の静かできれいな側面を見せてくれます。

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鴨川(加茂川) HISTORY&NOTES
川の名は、この地域に古くから住んでいた賀茂氏に由来。今でこそ氾濫は見聞きしませんが、昔は氾濫を繰り返す川として知られ、平安時代末期に絶大な権力を振るった白河法皇は、自らの意に沿わないもの(天下三大不如意)の筆頭に「賀茂の水」を挙げています。私は自分の意にそわないことだらけですが、意にそわないことが3つだけとは、と変な感心もしていしまいます。
鴨川は、三条河原での豊臣秀次の一族、六条河原での石田光成をはじめ数々の処刑が行われた所である一方、京都文化の発信地として栄え、出雲の阿国が始めたといわれる「歌舞伎踊り」、「友禅染」、「納涼床」など様々な文化が花開いて来ました。今も、デート、散歩、ジョギング、川原サッカー、バドミントン、昼寝、花見、踊りや楽器の練習、マラソン大会等様々に活用されており、私も時折、ここでランニングをします
なお、名前の表記は、正式には起点より桂川に注ぐまで、すべて鴨川の表記に統一されていますが、出町柳における高野川との合流点より上流は「賀茂川」または「加茂川」とするのが、通例のようです。

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