KYOTO PHOTO ALBUM

心動かされる京都の風景 その歴史と見どころを紹介

雪の植物園

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土曜の朝、うっすらと雪が積もっていたので、一度雪景色を撮ろうと思っていた植物園に。

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ついた頃は、雪が溶けかけで帰ろうかと思いましたが、とりあえず入園、途中から降りだし、クッキリとした景色になりませんでしたが、雪をかぶった木々やそれが池面に映るシーンが見られました。

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府立植物園 HISTORY&NOTES
大正天皇即位を記念する「大礼記念京都大博覧会」の開催用地として、京都府がこの地を購入したが、結果的には、博覧会は開催されず植物園が設置されることとなり、大正12年に開園。戦後の占領軍住宅としての接収の時期を経て、昭和36年に再開園。
夏季の早朝開園や名月鑑賞、クリスマス時の夜間開園、小中学生や高齢者などの無料化、園長さん、名誉園長さんなどによるガイドなど、旭山動物園ではないですが、いろいろ工夫されており、入園者数は日本の公設植物園で最も多いとのことです。
駐車料金が高いのが不満の種でしたが、最近、時間によっては安くなるよう改定されたようです。京都マラソンに参加すれば、無料で入れます。但し走りながらとなりますが。敷地が京都マラソンのコースの一部ですので。

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冬の鴨川(加茂川)

加茂川は、冬になるとどこからともなくさまざまな鳥たちが現れます。

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鳥の説明をした掲示板もありますが、なかなかお目当ての鳥が来ず、毎日同じ場所にいるわけでもなく、その上、近づくとほぼ確実にみんなで遠ざかるので、撮影は難しいです。逆に根気よく続けると素晴らしいシャッターチャンスが訪れ、それが逆に生き物撮影の醍醐味のような気もします。

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三条から四条にかけては、夏場は川床で賑わいを見せますが、雪をかぶると賑わいや明かりとはまた別の静かできれいな側面を見せてくれます。

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鴨川(加茂川) HISTORY&NOTES
川の名は、この地域に古くから住んでいた賀茂氏に由来。今でこそ氾濫は見聞きしませんが、昔は氾濫を繰り返す川として知られ、平安時代末期に絶大な権力を振るった白河法皇は、自らの意に沿わないもの(天下三大不如意)の筆頭に「賀茂の水」を挙げています。私は自分の意にそわないことだらけですが、意にそわないことが3つだけとは、と変な感心もしていしまいます。
鴨川は、三条河原での豊臣秀次の一族、六条河原での石田光成をはじめ数々の処刑が行われた所である一方、京都文化の発信地として栄え、出雲の阿国が始めたといわれる「歌舞伎踊り」、「友禅染」、「納涼床」など様々な文化が花開いて来ました。今も、デート、散歩、ジョギング、川原サッカー、バドミントン、昼寝、花見、踊りや楽器の練習、マラソン大会等様々に活用されており、私も時折、ここでランニングをします
なお、名前の表記は、正式には起点より桂川に注ぐまで、すべて鴨川の表記に統一されていますが、出町柳における高野川との合流点より上流は「賀茂川」または「加茂川」とするのが、通例のようです。

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上賀茂神社の冬の朝

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上賀茂神社には、小倉百人一首の古歌で有名な「ならの小川」があり、四季おりおりの姿を見せてくれます。新緑や紅葉の時期もきれいですが、冬の早朝のなんともいえないようなきりりとひきしまった雰囲気も、また、魅力があります。

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また、この小川は、境内を出ると明神川に名を変え、周りの家並みと溶け込んだ気品を漂わせた独特のたたずまいを見せます。(明神川の写真は夏のもの)

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境内に戻りますが、「細殿」と呼ばれる殿舎の前に円すい形に盛られた一対の白い砂山も厳粛な雰囲気を漂わせています。この立砂は、神様が最初に降臨された上賀茂神社の北2kmにある神山を模して作られたと言われ、 現在でも鬼門や裏鬼門に砂をまき清めるのはこの「立砂」が起源とされています。

f:id:Daydreaming:20180118235313j:plainお正月らしい写真も少し

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上賀茂神社 HISTORY&NOTES
古代豪族の加茂氏が氏神として崇めた京都最古神社の1つであり、平安京遷都後も皇城の鎮護社として存続し、伊勢神宮に次ぐ社格とされてきました。多くの棟が重要文化財に指定され、本殿・権殿の2棟は国宝に。ユネスコ世界遺産にも「古都京都の文化財」の1つとして登録。
京都3大祭りの1つ葵祭など様々な祭事も行われています。
片岡愛之助さんと藤原紀香さんが結婚式を挙げた場所でもあります。

雪の光悦寺

朝起きると京都市北部はうっすらと雪。急いで 鷹峯の光悦寺に。
日曜朝8時、誰もいない中、しばし静寂の時を楽しみました。
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光悦寺 HISTORY&NOTES
徳川家康が、芸術家本阿弥光悦にこの地を与え、以降このあたりは、一族や工芸職人らが移り住み芸術の集落となりました。光悦の死後、屋敷は日蓮宗の寺院に。
境内には7つの茶室が散在しますが、いずれも大正時代以降の建物とのことです。
光悦垣を借景にした紅葉が有名ですが、茶室や参道も独特の趣があり、私は好きです。参拝も朝8時から。早めに行けば独占状態で、北山を背景にした景色をゆっくり堪能できます。

光悦垣
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茶室
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雪の嵐山・渡月橋

大寒波襲来ですが、午前0時のこの記事を書く時点で京都市に雪は訪れず。
ブログデビューを飾る清々しい景色ということで、少し前ではありますが、雪がお正月に降った時の嵐山・渡月橋の雪景色を載せます。

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嵐山は言わずと知れた人気スポット。休日は人が多すぎてあまり行かないですが、厳冬の早朝の霧や、雪をかぶった景色は、他では味わえない趣があります。

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渡月橋 HISTORY&NOTES
渡月橋は、9世紀に架橋され、平安時代亀山上皇が、橋の上空を移動していく月を眺めて「くまなき月の渡るに似る」と感想を述べたことから渡月橋と名付けられたそうです。
欄干部分は景勝地である嵐山の風景にとけ込むよう木造となっています。
京都では七五三参りのほか、渡月橋沿いの高台にある法輪寺で、「十三まいり」が行われ、お参りを終えた子供たちは、授かった知恵が逃げるので、渡月橋を戻って渡り終えるまで後ろを振り返ってはいけないといわれています。緊張した面持ちで渡月橋を渡る晴れ着の子供たちを見かけるかもしれませんね。
この他にも恋人達が渡っている時に振り返ると、別れると言われていますが、本当でしょうか?勇気ある人はお試しください。

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