上賀茂神社の冬の朝
上賀茂神社には、小倉百人一首の古歌で有名な「ならの小川」があり、四季おりおりの姿を見せてくれます。新緑や紅葉の時期もきれいですが、冬の早朝のなんともいえないようなきりりとひきしまった雰囲気も、また、魅力があります。
また、この小川は、境内を出ると明神川に名を変え、周りの家並みと溶け込んだ気品を漂わせた独特のたたずまいを見せます。(明神川の写真は夏のもの)
境内に戻りますが、「細殿」と呼ばれる殿舎の前に円すい形に盛られた一対の白い砂山も厳粛な雰囲気を漂わせています。この立砂は、神様が最初に降臨された上賀茂神社の北2kmにある神山を模して作られたと言われ、 現在でも鬼門や裏鬼門に砂をまき清めるのはこの「立砂」が起源とされています。
お正月らしい写真も少し
上賀茂神社 HISTORY&NOTES
古代豪族の加茂氏が氏神として崇めた京都最古神社の1つであり、平安京遷都後も皇城の鎮護社として存続し、伊勢神宮に次ぐ社格とされてきました。多くの棟が重要文化財に指定され、本殿・権殿の2棟は国宝に。ユネスコの世界遺産にも「古都京都の文化財」の1つとして登録。
京都3大祭りの1つ葵祭など様々な祭事も行われています。
片岡愛之助さんと藤原紀香さんが結婚式を挙げた場所でもあります。